硬さ試験は、荷重を除去した後に残ったくぼみ(圧痕)を測定して硬さ値を算出します。
一方、計装化押込み試験は荷重-押込み深さ曲線を連続的に記録し、引張特性、破壊靭性、残留応力などを精密に解析できます。単に硬さから引張強度を推測する従来の方法とは異なります。
押込み深さの最大10倍まで測定可能です。
専用の付属装置をカスタム製作することで、試料の形状に応じて測定できます。
曲率の内側に適した付属装置を使用して測定可能です。
計装化押込み試験は最大3分程度かかります。
AIS2100およびAIS3000モデルは最大300 kgf、軽量モデル (AIS3000Compact、AIS3000 HD) は最大120 kgfです。
引張特性および衝撃靭性は150 μm、破壊靭性は100 μmの深さまで測定し、残留応力は50~80 kgfの荷重で最小80 μmの深さまで測定可能です。
引張特性の測定には、最小10×10×2 mm以上の試料で可能です。マイクロおよびナノスケール測定に対応する装置もあり、多様なサイズの試料に対応可能です。
微細位置調整システムおよびドブテールスライダーに搭載されたレーザーポインターにより、押込み位置を事前に確認できます。
電源と通信ケーブルを接続し、圧子ホルダーを保持して荷重を加えた際、プログラムのステータスウィンドウに荷重が正しく表示されるか確認します。変位センサーの機能を検証し、標準強度試料を使用して最終確認を行ってください。